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André Chang , Ph.D.

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[AC論説]No. 235 これが「易姓革命」だ!

2008-06-07

易姓革命に「殺親滅族」はつき物である。中国人は21世紀になっても
易姓革命をやる。
[AC通信:No.235]Andy Chang (2008/05/24)
[AC論説]No. 235 これが「易姓革命」だ!

王朝が変わると前王朝の血族をすべて殺戮して絶対に政権復帰できない
ようにする。だから王朝が変わると皇帝の姓が変わる。これを易姓革命
という。易姓革命に「殺親滅族」はつき物である。

馬英九が総統に就任するとすぐに陳水扁前総統一族の司法調査が始ま
った。中国人は21世紀になっても易姓革命をやる。

●陳水扁夫婦と婿の家族の犯罪調査

前回の記事で、検察が陳水扁元総統の国家機密費の不正流用を調査する
と書いたが、陳水扁だけでなく、半身不随の呉淑珍夫人までが出国禁止
令を受けて空港や港湾設備に通達があった。総統夫婦の他に婿の趙建銘
医師と父親の趙玉柱も「台開案」と呼ばれる内情報取得で株を大儲けし
た違法取引案の再調査を開始し、この案に「特執」(特別執行と思われる)
扱い命令を出した。

「前王朝の九族を誅する」のが易姓革命である。検察総長は株不正取引
というザラにある案を特別扱いにすることで、「法に従って執行してい
る、総統が退任したから皆殺しにするのではない」と述べた。

しかし、呉淑珍は国民党の政治テロの被害者である。20年も前に陳水扁
暗殺に失敗しああと、間違って陳水扁の隣にいた夫人をトラクターで轢
き、轢いたあとトラクターをバックさせて二度も轢いた。このため彼女
は半身不随となった。そんな身体障害者でも国外逃亡する可能性がある
として出国禁止をだす必要があるのか。

趙玉柱の調査にしても、違法な株取引は世間でよくある話で、特別扱い
するほどの案でもない。総統の親戚だから特別扱いで調査する。まさに
「誅九族」である。

●易姓革命の特質

政権を取ると、前政権の君主が再び権力を握る(復辟という)のを防ぐ
ため、前任者の親族および官僚を粛清する。これが中国で四千年も繰り
返されてきた。中国人は前王朝の九族を皆殺しにしなければ安心できな
い。これがDNAに刻み込まれている。

当然ながら、中国の歴代王朝は土地財産などの継承権はない。台湾は清
朝が日本に割譲した土地で、中華民国が継承することは出来ないし、中
華人民共和国は論外である。

このDNAが中華民族の特性である。漢民族だけではない。満州族が明朝
を滅ぼして清王朝を建てたときは朱姓王族を皆殺しにした。国民党が清
王朝を倒したあとは愛新覚羅の一族を皆殺しにするつもりだったが、日
本が介入して溥儀を満州国の皇帝にした。

蒋介石は毛沢東に追われて台湾に亡命したが、中国大陸に戻れば粛清さ
れることを極度に恐れていたのである。しかし、蒋介石は台湾人ではな
いので台湾の土に埋葬されることを拒否した。今でも蒋介石と蒋経国の
死体は、慈湖の霊廟に「地上六寸」(18センチ)離して安置してある。馬
英九が総統になり、統一すれば中国に帰って埋葬するつもりだが、蒋家
の一族は墓を暴かれることを極度に心配している。しかし台湾の土地で
宙ぶらりんにして置くのも困る。馬英九が就任してこの問題をどう解決
するか、台湾人は注目している。

●蒋系中国人が陳水扁政権を恐れた理由

8年前、陳水扁が政権を取ったとき、蒋系中国人の間にパニックが起き
た。台湾人に粛清され、中華民国は台湾から追い出されると思ったので
ある。だから当時の蒋系中国人は「私は中国人だが、台湾人でもある」
と称して台湾における永住を主張したのだった。

蒋系中国人が陳水扁政権を恐れた理由がこれだが、台湾人は中国人と違
うので易姓革命の粛清など考えつかなかった。これを知った蒋系中国人
は安心して陳政権のボイコット、メディア誹謗などで政権の奪還(復辟)
を画策し、今年ようやく復辟に成功したのである。そして国民党の復讐
と粛清が始まったのだ。

復辟が成って馬英九政権となり、陳水扁家族と官僚の粛清を始める理由
が易姓革命の原理である。台湾人はやらなかったが中国人はやる。

中国人の本質を知らない政治家は和解共生を主張するが、中国人が台湾
人と共生することはない。陳一族に続き、呂秀蓮副総統、杜正勝、邱義
仁、黄志芳、そして謝長廷も粛清されるだろう。

●中国が恐れるのは法輪功である

この原理がわかれば中国が最も恐れるのは台湾や台湾における蒋系中国
人の統一ではなく、法輪功の組織であることがわかる。

法輪功を「気功を推し広める」グループと思っている甘い人間が多いが、
そうではない、法輪功は「気功を道具」として信者を集め、共産中国の
打倒を目標とする革命グループである。

世界中で5ヶ国語のメディアを持つ大紀元という新聞、インターネット
を通じて中国の悪逆非道を宣伝する。世界各国の拠点を持ち、情報収集
はもちろん、気功を通じて信者の獲得、そして信者に反中国の宣伝を手
伝わせる。台湾でも法輪功が反中国だから存在するが、法輪功は反国民
党でなく「彼らと同じ中国人」である。

今の中国にとって、台湾人は中国人ではないから易姓革命、殺九族はや
らないし、中国を征服する心配はない。しかも台湾は海を隔てている。
チベットやウイグルのは完全に制圧しているし、彼らが独立を目指して
も政権を倒すのが目的ではない。だから中国政府は台湾、チベット、ウ
イグル、香港などは恐れることはない。中国が恐いのは法輪功である。

法輪功はおなじ中国人である。彼らは中国人の殺戮DNAを持っていて、
しかも共産党打倒を主目的としている。法輪功が政権を取れば易姓革命
の粛清が必ずおきる。

法輪功の首領、李功志は共産党の情報部出身で、共産党の手口を知悉し
ているから、緊密な世界的組織を持っている。中国は法輪功を殲滅する
ことができない。

そして法輪功は中国人の革命団体であることを忘れてはならない。法輪
功が政権を取れば次は台湾を攻略するだろう。法輪功を平和を愛する反
共産グループと思っている台湾人は目を覚ますべきである。